なめたネジの外し方 †
注意事項 †
- なめさせない細心の注意力が必要
- CRCなどの浸透潤滑剤を隙間から吹いて、しばらくの間浸透を待ってから対処して行きましょう
- そもそも危なそうなネジの場合は予めCRCを吹いておくのも良いと思います。
- トルクのある電動ドリルなどは加減がわからず山をツルツルにしてしまうことがある
- もし火を使っても大丈夫な状態であれば、バーナーで加熱して金属の膨張などを利用する手もある
- ネジ・ボルトの付いているパーツを取り外せて、かつ、火を使っても大丈夫な箇所に限る
- 良いドライバーを使う
- サイズの合った工具を使う
ネジを回す小道具 †
なめさせないように注意していたにも関わらず、それでもなめさせてしまったら↓↓↓↓↓ |
摩擦増強液(なめ度合:★☆☆☆☆) †
- 比較的軽度のネジなめに。
- ペースト状の粘体をネジ山に塗るとドライバ―との間に摩擦が増え滑りにくくなり廻せるようになります。
- 右画像の様にこんなになめてても外すことができるらしい
- ただし画像はPCのネジを外しているので、バイクのネジの締めているトルクとはまた状態が違うと思われます
インパクトドライバー(なめ度合:★★☆☆☆) †
- まだ溝が残っているが通常のドライバーではちょっとマズイという場合、インパクトドライバーが活躍することがあります
- 衝撃を与えた時に回るので手で回すよりも押し付ける力が強くなります
- Youtube動画
ロッキングプライヤ(なめ度合:★★★☆☆) †
- プライヤが入る隙間があれば有用。ただしねじ山がサビで固着しすぎている場合はネジを折ってしまうことも
- 下のネジザウルスも同様だけれど、六角レンチを使うボルトなど頭がしっかりあるものはこういった挟み込む方が良いのかも
ネジザウルス(なめ度合:★★★☆☆) †
- ロッキングプライヤのお手軽版
- ロッキングプライヤはロッキングだけに挟み込んだら固定してくれますが、こちらは握力で固定する必要あり
- Youtube動画
新たに逆ネジを切る(なめ度合:★★★★★) †
- 最終手段でしょう…か
- ドリルなどで固着ネジに対してまず穴を開け、そこにネジと逆回りのタップを立てます
- そこに入るサイズのネジを新たに締めて行き、古いネジごと取ってしまうと言う荒業です
- オススメはできません
- 作業自体は文字で書くと簡単な話ですが、実際にやると難しく二次被害を被る場合もあります
メス側のネジ山がつぶれしまったら †
なめさせないようするために †
- すでにネジ・ボルトが固着してしまってたらしょうがありませんが、普段からよく外すようなネジ・ボルトは予めグリスアップしましょう
- 熱が加わる箇所にはグリスの性能が下がる場合があるので、耐熱性能のあるグリスを使用しましょう
- 逆に外すことのないネジで、振動などで緩む場合は緩みにくくするものもあります
コメント(編集できない人用) †
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