#author("2021-03-22T23:03:48+09:00","","") #author("2021-05-29T08:44:38+09:00","","") #topicpath #br *エンジンまわり [#jf014341] #contents *エンジンまわりのメンテ [#k102fb1f] **エアフィルターの清掃 [#d85adae0] -4DNのエアフィルターは乾式不織布 -XTZ750スーパーテレネと共用。ヨシムラのK&N製リプレイスメントエアフィルターも適合します(適合確認済み) **エンジンオイル交換 [#z1bfea1b] -[[オイル交換]] ***オイルフィルター [#sb62b0c3] #ref(http://www.tk-kijima.co.jp/kijima_photo/100/105-oil/105-501.jpg,around,right) -オイルフィルターとは、エンジンオイル、ATF((オートマチックトランスミッション内の潤滑・作動油である、「オートマチックトランスミッションフルード(Automatic Transmission Fluid)」の略))、潤滑油、または油圧オイルからスラッジや摩耗粉、ゴミなどを取り除くフィルターである。自動車用品店やカーディーラーではオイルエレメントと呼ばれる事もある。 -マグネットインオイルフィルター --従来のオイルフィルター内部にドーナツ状のマグネットを組み入れたマグネットインオイルフィルターは、オイル内部のスラッジを効果的に取り除きます。 オイル流量を考慮して設計されており、取り付けは従来のオイルフィルターと同じです。([[Kijimaオイルフィルターのページから引用>http://www.tk-kijima.co.jp/prokiji105_6oil.htm]]) **プラグ交換 [#h17a2ed8] -4DNの場合、プラグが剥き出しなので、そう特筆すべき事はありません。 --敢えて一般的な注意点を書くのであれば・・・ ---プラグコードではなく、必ずプラグキャップを持って引っこ抜く事(プラグコード断線の原因となる) ---コードを引っ張りすぎない事(接点不良の原因となる) ---プラグを締める際、始めは工具を使わず手で回してあげる事(プラグが斜めに刺さってしまうとエンジンのプラグ穴が壊れます) ---プラグを馬鹿力で締めない事(締め付け具合はプラグの箱に書いてあります。ネジ穴破損は修理費が高くつきます) ---プラグ交換後は、きちんとプラグキャップを装着してあげる事。(意外と忘れてたり刺さってなかったりします) ***プラグコード [#g2a27836] -プラグコードが劣化して点火火花が漏れだすとエンジンが吹けなくなります -交換したからといって性能アップが体感できるかどうかは不明ですが、エンジンの吹け、あるいは燃費が悪くなったなどの原因追求に調べるのも良いかもしれません -交換すると少し低速トルクが太くなったと言うような話も聞いたことがあります。必ずそう感じるとは限りませんので参考程度に。 ***点火プラグ [#p467b877] -V型二気筒のエンジンなのでおのずと2つ必要。 -イリジウムとスーパーイリジウムの説明はそれぞれの商品説明から引用 |CENTER:200|LEFT:|c |標準プラグ CR7HSA|[[レジスタープラグ>http://www.webike.net/catalogue/12304/register_setumei.jpg]]&br;【ネジ径:10mmΦ/ネジ長さ:12.7mm/六角二面幅:16.0mm】&br;プラグ本体・端子イメージ:【6-a】([[6-aの詳細はこちら>http://www.webike.net/catalogue/14183/p72.jpg]])| |イリジウムプラグ CR7HIX|【加速性アップ】&br;アクセル開度に対してクイックな反応で、一般プラグとの違いを体感いただけます。イリジウムプラグに交換すると加速性がアップします。&br;【エンジンパワーアップ】&br;イリジウムプラグはエンジン性能をパワーアップさせます。上り坂などで力強さを発揮し、快適なライディングをお楽しみいただけます。&br;【着火性、始動性のアップ】&br;イリジウムプラグは極細電極がすばやく着火し、エンジンの始動性を高めます。火花のばらつきが少ないためアイドリングも安定します。&br;【燃費アップ】&br;イリジウムプラグは着火性が優れているため、ガソリンを効率よく燃焼させます。経済面にも環境面にも優しいプラグです。| |MAXFIRE マックスファイア スーパーイリジウムプラグ|先端のテ―パカット量が15-17%UP((従来NGKイリジウムプラグとの比較))鋭角なカットによりカーボン、スラッジによる失火を防ぎ強力なスパークを実現します。&br;外側電極の倒しこみ量が30%-50%UP((従来NGKイリジウムプラグとの比較))外側電極の倒しこみにより共振周波数が変わるため耐振動性が向上します。さらに、ネジ部内側の面取り加工を追加することで自己清浄力がUP。((面取り加工はCR-Eタイププラグのみ。倒しこみ量の変更はすべてのMAXFIREに採用。))&br;【銅製ガスケット採用】一般的な鉄製ではなく銅製を採用、再使用時のヘタリが少なくプラグ着火位置が安定。銅製のため放熱性の向上によりプラグの過熱を抑制します。&br;【光沢処理】新方式の表面処理を採用しクロームメッキのような輝きを実現しました。| *キャブレターのオーバーホール [#g8bcb402] -基本は信頼できるショップに頼むのが良い --シングルとは違い、キャブレターの同調調整をしたりと色々大変だからです。 -なるべくというかメンテナンスを自分でする場合はサービスマニュアルは用意するべきかと思います -オーバーホールは洗浄だけではなく、交換が必要な部品は交換してしまうのが目的です。なるべくならできる限り新品に近づけるように、消耗部品は交換してしまうのが良いかと思います。 **キャブレターの品番 [#ya31045d] MIKUNI BDS26(ツインキャブ仕様) -採用車種は、 --シングル仕様:ビラーゴ250、ドラッグスター250、イントルーダーLC250(スズキ)、など。 --ツイン仕様:GV125・250、GT250R(HYOSUNG)、など。 --四連仕様:FZ250 PHAZER、など。 -GV125・250、GT250Rのキャブはツインキャブ仕様で加速ポンプ付き。 --キャブ本体の加工が必要で、セッティングが難解という難点はあるが、トルクフルな加速が味わえる。苦労するのであまりオススメはしない(経験済) **キャブレター取り外しの手順 [#n1523e17] +タンクを外せるようにします。固定してあるボルトを外したりなど。 ++もちろん燃料パイプなどあるので、燃料コックをオフにします。 ++ボディにはタンクからメイン、リザーブの2本のホースがきています。コックはOFFになったので、ボディ側のコックからホースを外します。 ++何かしらの入れ物((例えば洗面器のようなもの))を用意して燃料を流します +エアークリーナーから繋がるインテークを外します +キャブレターの接続部分も外していきます ++タンクを外してもキャブレター内には燃料が残っているので、取り外す際は傾けたりしないように注意が必要です。 +取り外したら内部の燃料を抜きます。 **キャブレターの清掃 [#mfea54d0] -キャブレターの外周囲にある4つのネジを取るとフロート室を開くことができます -キャブレターの清掃はキャブレタークリーナーでやります -歯ブラシなどで汚れを取っていくわけですがゴシゴシやって傷つけないように注意が必要です -パイロットジェットなども詰まっていたりします。新しく交換するか、パーツクリーナーで清掃するか、ワイヤーブラシなどで穴を復元するかといろいろ考えられますが凄く小さな穴なので注意が必要です。 -キャブレターを取り外して清掃するまではおそらく誰でもできますが、調整や元通りに組み立てるのが無理な人がいますので、経験者に付き添ってもらったり自己責任で行いましょう。 --誰でもできるといってもネジ山を舐めたりして取り返しの付かない事態になってしまうこともあります。ネジ山を舐めてもネジを外すことはできますがそういう時に対処できるメンテナンス道具と予備の部品がいることも念頭において下さい。 **キャブレターの同調調整 [#y43e76e7] -同調がズレていると、回転がうまく上がらなかったり、アイドリングの回転数が不安定に上下したり、特定のシリンダーがサボって点火しなかったりします。 --キャブレターの分解掃除をするだけでもズレる事もあります。 -中にはゲージ((負圧計[VacuumGauge]))を自作される方もいます。 -[[同調作業の様子(ゲージだけ)(Youtube動画)>http://www.youtube.com/watch?v=IUfavRlXXbw]] **キャブレターのセッティング等、注意点 [#q86c5005] -パイロットスクリュー(キャブの燃料ポンプ側、ゴムで蓋がしてある)を調整するだけでも効果がある。 --純正状態は全閉から1.5回転開けた所。閉めれば薄くなり、開ければ濃くなる。 ---一般的には、「暖気終了後、調節した時に一番アイドリングが高くなる所で合わせろ」と言われている。それ以外にも様々な調整法(流派?)がある。 ---下手にイジるとマトモに走れなくなるので、分からない内は詳しい人やショップの助けを受けられる状態で作業する事をオススメする。 -気温が上がると混合気が濃くなる。 --(同体積では空気密度が小さくなり(薄く)、ガソリンが同量のため混合気は濃くなる) ---真冬に合わせると夏に濃過ぎ、真夏に合わせると冬に薄過ぎになる。一番快適に乗りたい時の気候で合わせた方が良い。 -プラグの状態で見極める --白い(薄い)<-->黒い(濃い) ---純正状態はかなり濃い。「2stと違い、4stエンジンであれば異常燃焼さえ起こしていなければプラグが真っ白でも問題ない」という意見もある。 *コメント(編集ができない人用) [#j1e79f17] -エンジンまわりは専門的な知識や経験が必要なので様々な情報、Howtoが必要です。情報を強く募集 #pcomment()