#author("2023-08-27T19:22:08+09:00","","")
#author("2024-02-10T16:41:51+09:00","","")
#contents



*はじめに [#xece6e83]
-ここの内容はあくまで一例です。出来るだけ役に立つように書いたつもりですが、試される際は自己責任でお願い致します。
-自力で解決出来なかったり不安な場合は、迷わずに信頼出来るバイク屋や知人に助けを求めましょう。
--バイクの整備不良は文字通り命に係わります。たかだか数千、数万円の工賃をケチッて命を落としたりでもしたら元も子もありません。
-このページを書いた輩はTwitterに居ます。何かあったら気軽に[[@kurone_katuki>https://twitter.com/kurone_katuki]]まで。


*トラブルシューティング [#f1871057]

**エンジン系 [#u6886d9b]
***セルが回らない [#g79f9004]
-キチンとニュートラルに入っているかと、キルスイッチが押されてないかの確認。意外とよくある。
-バッテリーが弱っている場合は充電、もしくは交換する。ニュートラルランプやヘッドライトの光が弱々しくなる事が多い。
--バッテリーが更に弱ってくると、Nに入っていてもニュートラルランプすら点灯せず、タコメーターの針が誤作動したりする
--[[電圧が低い>#q8355299]] も参照。
--直前まで問題無く動いていたり、バッテリー自体に問題が無いのに電気系が完全に沈黙している場合は、セルスターターリレーの固着による電気のリークの可能性もある。バッテリーの横辺りにあるリレーにドライバー等で衝撃を与えれば復活する事もある。
-ヒューズ切れや接点不良を疑う。ヒューズは、エアクリ部のヒューズとバッテリー横のメインヒューズの両方を確認する事。
--キースイッチが接触不良を起こしている場合もある。何回かカチャカチャとON-OFFしてみるのも効果的。
-セルボタンを押すとカチカチという音はするがセルが回らない場合(カチカチ病)は、セルリレー、もしくはセルモーター自体の不良や周辺の接点不良の場合が多い。
--どちらもビラーゴ250と同じ部品なので流用可能。


***セルが回っているのにエンジンが掛からない [#k480dbe7]
-まずはガス欠を疑う。 [[雑多な情報]]の[[コックをONにしていてもリザーブまで使い切ってしまう原因>雑多な情報#k8e70601]]も参照。
-SRV250、SRV250Sの場合は燃料タンク裏のコックがONになっているかも確認する。
-燃料コックの負圧取出口がちゃんとインマニに接続されているかを確認する。(燃料コック自体が故障してガソリンが流れなくなっている場合もある。)
-チョークを確認する。チョークを引かない方が始動性が良い個体も多い。
-プラグの状態を確認する。カーボンが堆積している場合はケチらずに交換しよう。
-プラグから火花が飛んでいるかを確認する。感電注意。飛んでいなければ、ヒューズ、イグナイター、プラグコード、イグニッションコイル、ピックアップコイルの確認。
-プラグコードがプラグにちゃんと刺さっているかを確認する。イグニッションコイル〜コード〜キャップ〜プラグの接続部分で接触不良を起こしている場合もある。
-キャブレターを疑う。長期放置車だと内部が詰まってガソリンが流れなくなっていたりする。 [[エンジンまわり]] を参照。
-エンジンのバルブクリアランス(タペット)が狭くなると始動性が悪くなる。ある程度の距離乗っている場合は点検すると良いかも。
-セルが空転している場合はスタータークラッチが故障している可能性がある。


***アイドリングが不安定 [#e2bf50cf]
-アイドリング調節ネジ(キャブの燃料コック側、前気筒の辺りについている大きなノブ付きの+ネジ)を調整してみる。
-電圧を確認してみる。電圧が不安定だと失火しやすい。
-エアクリーナーを交換してみる。寿命は1〜1.5万km程度。汚れが内側に付くタイプなので、パッと見での判断が難しい。
-キャブレターを疑う。パイロットスクリューの調整だけでなんとかなる事も多い。[[エンジンまわり]] も参照。
--雨の後にはキャブレターのフロート室に水が溜まる事がある。その場合はドレンから抜いてあげると症状が改善する。
--雨の後にはキャブレターのフロート室に水が溜まる事がある。その場合はドレンから水を抜いてあげると症状が改善する。
-マフラーも疑う。純正は内部が朽ちてしまって極端に抜けが悪くなってしまったり、逆に大穴が開いて抜け過ぎる事例がよくある。
--フロントエキパイの、車体下部でうねっている所(通称:盲腸)に穴が開く事例も多い。パテで埋めるのは困難なので、鉄工所にお願いして腐ってる部分を切除してストレートのパイプを溶接して貰うのが一番確実。
-エンジンのバルブクリアランス(タペット)が狭くなるとアイドリングも不安定になる。ある程度の距離乗っている場合は点検すると良いかも。



***エンジンの回転の戻りが遅かったり、急に回転が上がる [#bb1c5e35]
-二次エアー(本来の吸気系の流れ以外からの余計な空気)を吸っていないかの確認。燃調が狂って症状が出る。
--エアクリーナーボックス・インテークチャンバー・インマニの接続部が緩んでいたり、亀裂が入っている事が多い。
---社外のパワーフィルターが付いている場合は、セッティングが出ていない可能性がある。
-排気系の漏れの確認。エキパイのスタッドボルトが緩んでいたり、マフラーの底に大穴が開いていたりしても燃調が狂って症状が出る。
-アクセルワイヤーを確認してみる。ワイヤーがささくれてると内部で引っ掛かり、ハンドル操作と同時に勝手にアクセルが開く事もある。
-キャブレターの燃調を確認してみる。純正であればパイロットスクリューの調整だけで解決出来る事も多い。[[エンジンまわり]] を参照。
-走行中に、速度やギアが変わっていないのに突然エンジンの回転数だけが跳ね上がる場合は、クラッチが滑っている可能性が高い。
--クラッチワイヤーの張り過ぎやワイヤー自体の寿命を疑ってみる。ワイヤーが内部でささくれて引っ掛かり、クラッチレバーを放しても実質半クラッチ状態になる事がある。
--クラッチ自体が滑っている場合、エンジンオイルや添加剤の問題か、クラッチ自体の寿命である事が多い。(クラッチハウジングが痛んでいる可能性もある)
---車用のエンジンオイルや添加剤はクラッチを滑らせる可能性がある。クラッチ自体の寿命は乗り方によって大きく異なるが、通常の使用なら4〜5万kmは大丈夫だと思われる。

***加速が悪い [#dce8c861]
-チェーン清掃、タイヤの空気圧の確認をしてみる。意外とパワーロスの原因になっている事がある。
-ホイールを浮かせた状態で手で回転させて、ホイールベアリングの痛みやブレーキの引きずりが無いかを確認してみる。
-電圧を確認する。電圧が低いと失火が多くなって加速が悪くなる事もある。
-プラグの確認。カーボンが堆積していたらケチらずに交換しよう。
-エアクリーナーを交換してみる。寿命は1〜1.5万km程度。汚れが内側に付くタイプなので、パッと見での判断が難しい。
-[[エンジンの回転の戻りが遅かったり、急に回転が上がる>トラブルシューティング#bb1c5e35]]の内容を試してみる。
-[[エンジンの回転の戻りが遅かったり、急に回転が上がる>トラブルシューティング#bb1c5e35]]の内容を確認してみる。
-イグニッションコイルが寿命を迎えていたり、プラグコードやプラグキャップから電気がリークしていても加速が悪くなる。
-エンジンのバルブクリアランス(タペット)が狭くなっても加速が悪くなる。ある程度の距離乗っている場合は点検すると良いかも。





***燃費が悪い [#zea5e1e1]
-個体差や道路状況にも左右されるが、一般道での燃費が20km/L以下だと何かしらの不具合が起きていると思われる。
-チョークがちゃんとoffになっているか確認する。チョークレバーを戻してもワイヤーが引っ掛かって、チョークが効いた状態のままになっている事もある。
-乗り方に気を付けてみる。急加速や高回転を多用すると燃費が一気に悪くなる。
-純正のスプロケット比だと高回転まで回さなければならず、特に高速巡行時などの燃費悪化の一因となる可能性がある。[[二次減速比]]を参照。
-[[加速が悪い>トラブルシューティング#dce8c861]]の内容を試してみる。
-ガソリンが漏れている事もある。燃料ホースの点検や[[雑多な情報]]の[[コックをONにしていてもリザーブまで使い切ってしまう原因>雑多な情報#k8e70601]]も参照。
-キャブレターの確認。[[エンジンまわり]]を参照の事。
--ジェット類、ニードル、ニードルホルダーは意外と摩耗する。摩耗すると燃調が濃くなるので、数万km単位で走っている場合は交換した方が良いかも。
---スタータージェット部のゴムが劣化する事で実質チョーク引きっぱなし状態になってしまい、燃費が悪化する事例もある模様。KEYSTERの燃調キット(FY-5599N)はそれらの交換しておきたい部品がセットで入っているのでお手軽。

***異音がする [#r44a969e]
-何処かが共振したり緩んでいて音が出ている場合が多い。エンジンかと思ったらメーターやナンバープレート辺りで共振していた・・・という事も多々ある。
--シリンダーヘッドカバーとシリンダーフィンの間に挟んであるゴムが無くなっていたり、ヘッドカバーのステーが折損するとかなりの音が出る。特に4DN1(初期型)のヘッドカバーは折れやすい。
-セルスイッチの戻りが悪くて、走行中もセルが回りっぱなしになる場合がある。清掃・注油で改善する。
-エンジンオイル管理が不十分だと異音が発生しやすい。取り敢えずオイルを交換してみる。
--エンジンオイル添加剤で改善する事もある。筆者のオススメはZOIL。
-暖気完了後もエンジンヘッド付近で「カチカチカチカチ・・・」という音がしている場合、バルブクリアランス(タペット)が広過ぎる可能性がある。
--冷寒時だけカチカチと音が鳴っていても、暖気したら鳴らないのであればOK
-カムチェーンテンショナーの不良で音が出る事もあるらしい。現在注文すると、互換性のある後継部品が届く模様。




***ハンドルを切った時だけエンストする [#jb4b33ef]
-無印SRVやルネの場合はチョークワイヤーを確認する。何処かに引っかかっていると、ハンドルを切った時にチョークが引かれた状態になってエンストする事がある。
-ハーネスやヘッドライト内のカプラーを確認する。ハンドル部付近で断線しかかっていたり、カプラーが抜けかけている事も多い。
-キャブレターの油面が狂うと、車体が傾いただけでエンストする事もある模様。[[エンジンまわり]]も参照。


***黒煙を吐く [#e7baf2c3]
-燃調(吸気に対してのガソリン量)が濃過ぎて黒煙が出ている事が多い。プラグが真っ黒だったりガソリンでベチャベチャになっちゃってないかを確認。
--まずはエアクリーナーを交換してみる。寿命は1〜1.5万km程度。詰まると燃調が濃くなる。
--キャブレターの確認。ジェット・ニードル・ニードルホルダーの摩耗でも燃調が濃くなる。[[エンジンまわり]]も参照。
-もし片側のマフラーだけから黒煙を吐いている場合、燃料ポンプか燃料コックかのどちらかが故障している可能性もある。
--右側(リアバンク側)だったら燃料ポンプ、左側(フロント側)だったら燃料コック。負圧弁が故障してガソリンが直接流入している可能性がある。
-上記の対策をした後で、定期的にフューエル1やPEAカーボンクリーナー等の添加剤の使用をオススメする。筆者のオススメはAZのFCR-062。


***白煙を吐く [#o30532a7]
-エンジンオイルが燃えている事が多い。気付かずに乗り続けるとオイルが減って、最悪の場合はエンジンが焼き付く事もある。
--「多少の白煙であれば、オイル残量にさえ気を付けて乗れば実質問題無いのでは?」という意見もある。筆者は推奨しないが…
-取り敢えずエンジンオイルを交換してみよう。ただしオイル粘度が高過ぎるとオイルポンプギア故障の原因になるので注意。基本の粘度は10w-40程度。車体を垂直にした時にオイル窓のLとHの間に収まるように。適量厳守。
-取り敢えずエンジンオイルを交換してみよう。ただしオイル粘度が高過ぎるとオイルポンプギア故障の原因になるので注意。基本の粘度は10w-40程度。車体を綺麗に垂直にした時に、オイル窓のLとHの間に収まるように。適量厳守。
--ガソリンがエンジン内に混入している事もある。勝手にオイルが増えていたら、燃料ポンプ・燃料コックのダイヤフラムや[[雑多な情報]]の[[コックをONにしていてもリザーブまで使い切ってしまう原因>雑多な情報#k8e70601]]を確認しよう。
-始動直後やアイドリング時の白煙はバルブステムシールが原因である事が多い。
--ゴム部品に作用して白煙を止めるエンジンオイル添加剤などもあるが、気休めにしかならない場合も多い。
--エンジンの腰上オーバーホールを検討しよう。幸いにも、4DNはエンジンを車体から降ろさず腰上オーバーホールが可能。
-高回転時の白煙はピストンリングが原因である事が多い。
--ピストンリング部の汚れが原因であれば、ガソリン添加剤やエンジンオイル添加・洗浄剤で改善する可能性もある。
--ピストンリング自体の摩耗やヘタり、シリンダー内壁の傷などが原因である場合は、腰上オーバーホールとなる。

**灯火系 [#h2293753]

***ヘッドライト・テールライト(常時点灯の方)、メーターランプが点かない、ホーンも鳴らない。 [#ka339410]
-「ヘッド」のヒューズが飛んでいる可能性が高い。ヘッドヒューズは上記の4つを担当している。ダブルホーン化や電装品の割り込みなどで消費電力が増えている場合は要注意。
--ヒューズが接点不良を起こしている場合もあるので、ヒューズの接点を磨いてみるつもりで確認してみると良し。
---ヒューズが飛んでいた場合は配線のショートや部品が故障している可能性が高いので、配線や部品を確認する。

***ニュートラルランプ・ウインカー・テールライト(ブレーキランプ)が点かない、タコメーターが動かない。 [#kef0d332]
-「シグナル」のヒューズを確認する。キャブヒーターもこのヒューズが担当している為、寒い時には飛びやすいかもしれない。
-ヒューズが飛んだ場合は配線のショートや部品が故障している可能性が高いので、配線や部品を確認する。ヘッドライト内でギボシが抜けてショートする事が多い。
-直前まで問題無く動いていたり、バッテリー自体に問題が無いのに電気系が完全に沈黙している場合は、セルスターターリレーの固着による電気のリークの可能性もある。バッテリーの横辺りにあるリレーにドライバー等で衝撃を与えれば復活する事もある。

***ウインカーの点滅がおかしい [#b5b88f4b]
-とりあえずバッテリー電圧の確認。電圧がおかしいと点滅もおかしくなる。
-LED球やW数が小さい電球をつけると「ハイフラ」(点滅が異常に早い)状態になる。純正は12V21Wが前後左右に4個。
--また、4DNのウインカーをLED化する場合は、インジケーターランプの所に整流ダイオードを仕込む必要がある。「バイク ウインカー LED」などで検索して欲しい。
-接点不良を起こしている場合もハイフラ状態になる。ウインカースイッチや、ウインカー内部の電極、シート下・ヘッドライト内のカプラーやギボシも確認してみよう。
--止まっている時は良くても、走行中だけ振動で接点不良を起こす事も多い。
-ウインカーを交換している場合は、ウインカー配線のプラスマイナスを確認してみよう。逆に接続してしまうとショートし、点滅がおかしくなったりヒューズが飛んだりする。
-リレー自体が故障している可能性も多少はある。ウインカーリレーは3線式。

***ウインカーのプッシュキャンセルが上手くいかない [#k4dd66f4]
-ウインカースイッチを清掃・注油し、ダメだったら交換。
--古い油がネッチョネチョに固まって動作不良を起こしている事が多い。プラスチック対応のパーツクリーナーで古い油を流してから接点復活剤をスプレーすると良い。

***テールランプがガタつく [#n77c20d4]
-中のダンパーゴムがヘタッていると、レンズ部分がガタガタと動く。適当なゴム板やワッシャーなどを挟めば解決。
-リアフェンダーの内側の鉄製のインナーフェンダーが割れている場合もある。これの取り付け部が割れるとリアフェンダー全体がガタつく。

***電球がすぐ切れる [#yb16e6e5]
-バイク用の電球を使用する。車用の電球なども規格が合えば使えはするが、振動でフィラメントが切れやすい。
-LEDの場合は当たり外れが激しい。熱や振動にとても弱かったりするので、購入時はレビューなどを参考にして慎重に選んだ方が良い。
-発電電圧を確認して、高過ぎる場合は[[電圧が異常に高い>#d3495694]]を参照。



**発電系 [#p6e5213f]

***電圧が低い [#q8355299]
-バッテリーが弱っている事が多い。使用方法によって寿命が大きく異なる他、冬場は寒さでバッテリー自体が弱る上にキャブヒーターも作動してしまうためバッテリー上がりに注意。
--4DNの発電能力には多少余裕があるが、ノーマルの電装で「グリップヒーター最強・強力なフォグランプ点灯・スマホ充電」をいっぺんにやると流石に電力不足になるかも。
--エンジン回転数が低過ぎると効率よく発電出来ない為、アイドリングが低かったり極端に回転数を落とした走行をしていると充電不足になる事もある。
-各部の接点不良も疑ってみる。ジェネレーターやメインヒューズ周辺の、カプラーやバッテリーの端子等は要チェック。
-発電電圧を確認してみる。もし回転数を上げても電圧が上がらない場合は、レギュレーターかジェネレーターコイルが故障している可能性が高い。
--レギュレーターとジェネレーターコイルは同時に壊れる事も多い。


***電圧が異常に高い [#d3495694]
-回転数を上げると電圧が15V以上に跳ね上がる場合はすぐにレギュレーターを交換。放置しているとイグナイター等の電装系に深刻なダメージが出る。
-発電能力に余裕がある為、過度な省電力化はオススメしない。余剰電力が出過ぎると電装系に負担が掛かって故障の原因になる事も。


**足回り系 [#nbb1031e]

***真っ直ぐ走らない [#s56f7af9]
-転倒などによって、フロントフォークの位置がねじれてハンドルとタイヤの垂直がズレてしまう事がよくある。バイクに乗ってハンドルを握っている状態で、壁や電柱などをタイヤでビンタするように当ててズレを修正する。
-リアサスの左右のプリロードが同じ量になっているかを確認する。
-サイドバッグ等、重いモノを片方に取り付けると、バランスが崩れて真っ直ぐ走りにくくなる事もある。
-タイヤがホイールにキチンと組み込まれているか確認する。
-ホイールの組み付け不良、特にリアホイールの左右のチェーン引きがズレて取り付けられている可能性もある。
-ハンドルパイプが曲がってないか確認する。転倒事故だとたまに変な曲がり方をする。
-フレーム自体が歪んでいる可能性もあるにはある。ただし、フロントフォークが「く」の時に曲がるようなレベルの事故でも歪んでない場合が多い、との事。
-フレーム自体が歪んでいる可能性もあるにはある。ただし、フロントフォークが「く」の時に曲がるようなレベルの事故でもフレームはあまり歪んでない場合が多い、との事。
-繊細かつ命に係わる事なので、解決しない場合は信頼出来るバイク屋や知人に相談した方が良い。

***ハンドリングが不安定 [#a8c8bbac]
-空気圧をチェックしてみる。純正は一名時には前1.75kg/cm2、後2.00kg/cm2。二名時もしくは高速走行時には前2.00kg/cm2、後2.25kg/cm2。
-空気圧をチェックしてみる。純正は一名時には前1.75kg/cm2、後2.00kg/cm2。二名時もしくは高速走行時には前2.00kg/cm2、後2.25kg/cm2。好みで1割の増減は大丈夫らしい。少な過ぎても入れ過ぎてもNG。
--ガソリンスタンドの空気入れのゲージはアテにならない事も多いので、安くてもいいので車載出来るエアゲージを一つ持っておくと良い。
--寒い場合、空気漏れが無くても空気圧が下がる。温まると空気圧は上がる。
-タイヤ自体が寿命を迎えている場合もある。溝が残っていても偏摩耗していたり硬化している場合は、コケる前に交換した方が良い。
-リア側のみに積載をし過ぎると、フロントの加重が減って不安定になりやすい。タンクバッグも活用しよう。
-ハンドルをセパハン化するなどして前傾姿勢がキツくなっている場合は、フロントフォークのプリロードを強めた方が安定する場合も多い。有名な方法だとワッシャーをフォーク内のスプリングの上に挟み込む方法がある。
-ホイールのスポークが折れていないかを確認する。スポークが極端に緩んだりホイールバランスが崩れると不安定感が出る。
-ブレーキ時にフロントが「カクン」と動いたりする場合は、ステムベアリングの締め付けが弱かったり寿命だったりする。
-ホイールやスイングアームのベアリングの寿命でもハンドリングが不安定になる。ガタつきを感じたら完全に寿命なのでベアリング交換をしよう。
-リアサスのセッティングを見直す。正常に機能する純正サスであれば、プリロードを適切に調整するだけでかなり安定する。
-前後サスペンションの寿命でもハンドリングが不安定になる。フロントフォークをオーバーホールしたり、リアサスを交換したりしよう。
-もしもステアリングダンパーが後付けされている場合は、取り外して様子を見る。ダンパーが効きすぎているとセルフステアリングを遮ってしまい、却って不安定になる。
-繊細かつ命に係わる事なので、解決しない場合は信頼出来るバイク屋や知人に相談した方が良い。


***段差でポンポン跳ねる [#f6c51269]
-タイヤの空気圧を確認する。ガソリンスタンドの空気入れのゲージはアテにならない事も多いので、安くてもいいので車載出来るエアゲージを一つ持っておくと良い。
--特に冬などは、走行時の温度変化によって空気圧が上がり過ぎる場合がある。タイヤが温まった時に丁度良い空気圧になるように調整してみよう。
-タイヤ自体も確認してみる。古くなるとカチコチに硬化してしまい、乗り心地が悪くなる上に滑りやすくなる。
-チェーンの張り具合を確認する。多少の"たるみ"が無いとサスが縮んだ時に突っ張ってしまう。
-リアサスのセッティングを見直す。正常に機能する純正サスであれば、プリロードを適切に調整するだけでかなり安定する。
-リアサス自体を疑う。寿命を迎えて機能しなくなっていたり、汎用品だと硬さが不適切だったりする。
-リアサス自体を疑う。寿命を迎えて機能しなくなっていたり、汎用品だと硬さが不適切だったりする。特にRFYやSR用のリアサスは硬い。
-フロントフォークも疑う。フォークオイルを硬くするとスポーティーな乗り心地にはなるものの、路面の凹凸に追従している感じや接地感が減ってしまう。
-繊細かつ命に係わる事なので、解決しない場合は信頼出来るバイク屋や知人に相談した方が良い。


***ブレーキが効かない [#qa372672]
-[[ブレーキ]]を参照。
-本当に命に係わる事なので、解決しない場合は信頼出来るバイク屋や知人に相談した方が良い。
--「止まるかもしれない」よりも「止まれないかもしれない」方がよっぽど危険なので、症状が酷い場合は絶対に自走しないように。





**操作系 [#tdc4da6d]

***停止時にニュートラルに入りにくい・ギアチェンジの動きが悪い [#d687b211]
-シフトノブの付け根や、シフトロッドの関節部分を清掃・注油する。
--シフトノブやアーム等にガタがあるとシフト操作がしにくくなる。また、シフトノブを下げ過ぎるとシフトノブとシフトロッド・サイドスタンド等が干渉してシフト操作がしにくくなる事もある。
-エンジンオイルを入れ過ぎるとニュートラルに入りにくくなったり、ギアチェンジが渋くなったりする。
--ガソリンがエンジン内に混入している事もある。勝手にオイルが増えていたら、燃料ポンプ・燃料コックのダイヤフラムや[[雑多な情報]]の[[コックをONにしていてもリザーブまで使い切ってしまう原因>雑多な情報#k8e70601]]を確認しよう。
-エンジンオイルの劣化でも動きが渋くなる。気になったら交換しよう。
--エンジンオイル添加剤で改善する事もある。筆者のオススメはZOIL。
-クラッチワイヤーの調整をしてみる。緩過ぎるとクラッチが完全に切れなかったり、張り過ぎると完全に繋がらなかったりしてシフト操作がしにくくなる。
-クラッチワイヤーの寿命を疑う。ケーブル内にささくれが刺さると「しっかりレバーを握っているのに、内部で引っかかってクラッチがきちんと切れない」状態になる。
-クラッチプレートの歪み、クラッチハウジングの段付きなどでもニュートラルが出にくくなる。
-シフト操作時にエンジンの回転数を合わせてあげる。シフトアップ時には回転を落とし、シフトダウン時には回転を上げてやるとスムーズにギアチェンジが出来る。
--停止時にニュートラルに入らない時は、半クラにした状態で車体を前後に動かしながらやると入りやすい。




***スロットル、クラッチが重い [#c4ee122f]
-ワイヤー内部、クラッチレバー付け根などの動作部の清掃・注油をしてみる。
--スロットルコーンなどは自己潤滑式なので基本的に注油不要。
--スロットルコーンは自己潤滑式なので基本的に注油不要。
-スロットルは、スイッチボックスやバーエンドと変な干渉を起こしてないかを確認する。
--スロットルワイヤーの張り過ぎでも動作不良を起こす。多少ガタを残す事も必要。
--普段は問題無いが、グリップヒーターを使用するとスロットルコーンが熱膨張して干渉する、というトラブル事例もあった。
--普段は問題無いのに、グリップヒーターを使用した時だけスロットルコーンが熱膨張して干渉する、というトラブル事例もあった。
-キャブレターやエンジン側クラッチレバーからワイヤーを外し、ワイヤー単体での動作を確認する。引っかかってたら寿命なので交換しよう。
--ワイヤーの取り回しによっては動作がとても重くなる。出来るだけ曲げが少なくて曲げ角が急にならないように取り回ししてあげよう。
--真っ直ぐ走る時は良くても、ハンドルを大きく切った時だけ、他のケーブルに押し潰されて動きが悪くなる、という事も多々ある。
-キャブレター自体の清掃・注油。古い油がネッチョネチョになって悪さをしている事もある。

*コメント(症状の追加やツッコミ等、お気軽にどうぞ) [#mcb47291]

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